
パラリンピックの競技の中でも、
かなり激しいスポーツと言われている
ゴールボール。
視覚障害を持つ選手が目隠しをして、
鈴の音だけを頼りに
ゴールの点数を競い合う競技です。
2020年に行われる
東京パラリンピックに向けて、
ゴールボールのルールや
注目選手について調べてみました。
ゴールボールのルールは?
ゴールボールの選手として対象となるのが、
視覚障害を持っている方です。
日本も大変な被害を受けた
第二次世界大戦によって
目が不自由になってしまった方の
リハビリを目的として
考案されたスポーツです。
ゴールボールの基本的なルール
・1チームの人数は3人で、3対3で対戦
・1試合、前半12分・後半12分の合計24分で行われ、
ハーフタイムが3分ある
・選手は全員目をガーゼで覆い、
黒い目隠し(アイシェード)を装着し、競技に挑む。
アイシェードに試合中触れてしまうと反則となる。
・ボールの中には鈴が入っており、
音を聞きながらボールの位置を把握し、
転がすように投球して、
相手チームのゴール(サッカーのゴールに似ている)に入れると
点数が入る
・ゴールのラインは紐で目印がしてあり、位置を確認することができる
・縦18m、横9mのコート(バレーボールのコートと同じ広さ)で行う
ゴールボールの見どころは?
聴覚を研ぎ澄ませて、
視覚を完全に奪われた状態で行うこのスポーツは、
神経が研ぎ澄まされた極限状態で行われます。
視覚障害には個人差がありますが、
あえて全員がガーゼで目を覆う
アイシェードをすることによって、
視覚障害の個人差を無くしています。
ゴールボールのみどころ
選手が投げる・転がすボールはとても速く、
時速60キロにもなると言われています。
そんな持続60キロものスピードのボールに
音だけを頼りにして向かい、
打ちあがったボールをキャッチし、投げ返したり、
観客が「選手たちの目が全く見えていない」
ということを忘れてしまう程、
素早い動きを見せます。
音だけを頼りにしてボールを追いかけ、
ゴールする事を考えるのではなく、
自分が今どの位置にいるのか、
相手の選手はどこにいるのか、
選手ゴールの配置を頭の中で視覚化し、
予想をして動く、まさに神業です。
ゴールボールの注目選手は?
ゴールボールの安室早姫選手
ボールの鈴の音以外にも、
動き回る選手達の足音や気配から、
ありとあらゆる情報を得て
頭の中で映像化し、
コートの中の状況を把握します。
相手の攻撃を防ぎ、攻撃をすることで
自分が思い描いた通りの攻撃で
ゴールへと導いてくれる選手です。
ゴールボールの川嶋悠太選手
ディフェンス能力に長けた選手で、
比較的小柄ですが
体格差を感じさせない
ダイナミックなプレーを
得意としています。
声でしっかり選手をコントロールし、
ゲームの流れを予想しながら
プレーをしています。
絶妙なポジショニングを
生み出すディフェンスはまさに神業です。
まとめ
2020年に東京で行われる
東京2020パラリンピック
その競技のひとつ「ゴールボール」について、
ルールやみどころなどを調べてみたところ、
主に、視覚障がい者が選手になることが多く、
目隠しサッカーのようです。
耳だけが頼りなの競技なので、
応援する際も、
むやみに大きな声をあげないなど、
気をつけないといけないですね。
東京2020パラリンピックの
ゴールボールでは、
安室早姫選手や川嶋悠太選手の
活躍が期待されています。
パラリンピック開催まで、
ゴールボールのルールや見どころなども
是非チェックして、楽しみましょう!